では、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略において新たに追加された2つの横断的な目標とはどのような内容なのでしょうか。以下でその内容についてみていきましょう。

 まず、横断的な目標の1つ目として、「多様な人材の活躍を推進する」が掲げられました。
 上記の目標に向けては施策の柱が2つ設定されています。1つ目が「多様なひとびとの活躍による地方創生の推進」です。地方創生の取組みの継続・発展には、地域に関わる一人ひとりが地域の担い手として自ら積極的に参画する必要があることから、そのための施策を推進します。
 2つ目が「誰もが活躍する地域社会の推進」です。若者、高齢者、女性、障害者、外国人などといった多様な人材のそれぞれが居場所と役割を持ち活躍できるための施策を推進します。

 つぎに、横断的な目標の2つ目として、「新しい時代の流れを力にする」が掲げられました。
 上記の目標に向けては施策の柱が2つ設定されています。1つ目が「地域におけるSociety 5.0の推進」です。Society 5.0とは「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」を指します。こうした社会の実現に向けて人工知能などの未来技術の地方での活用を推進します。
 2つ目が「地方創生SDGsの実現などの持続可能なまちづくり」です。SDGs(持続可能な開発目標)とは、2030年を期限とする国際社会全体の17の開発目標を指します。SDGsの理念に沿ってまちづくりを進めることで、政策の全体最適化や地域課題解決の加速化が期待できます。
 このように最近の社会・経済情勢の変化を踏まえ、新たに横断的な目標が追加されたのです。(了)

(記事提供者:(株)日本ビジネスプラン)