【時事解説】Go To商店街について その1

コロナ禍での商店街支援の一環として、2020年10月よりGo To商店街事業がスタートしました。
 同事業は、3密対策等の感染拡大防止対策を徹底しながら、商店街がイベント等を実施することにより、周辺地域で暮らす消費者や生産者等が「地元」や「商店街」の良さを再認識するきっかけとなる取組みを支援するものです。

 Go To商店街事業として実施するイベント等について、商店街等(商店街組織、商工団体、飲食店街など)は事業内容を提案する申請を行い、審査を経て採択された提案に基づくイベント等を実施するために必要な経費を国が支援します。対象となる事業は、消費者や生産者が地元や商店街の良さを再認識するきっかけとなるような商店街イベント等の実施(オンラインを活用したイベント実施も含む)や、地域の良さの再発見を促すような新たな商材の開発やプロモーションの制作などになります。

 同事業における新型コロナウイルス感染症対策として、イベントを実施する商店街等に対しては、①基本的対処方針(新型コロナウイルス感染症対策本部決定)等の遵守、②商店街ガイドライン・業種別ガイドライン等を踏まえた感染防止対策の徹底、③参加者へのチラシやポスター掲示等を通じた感染防止対策の周知徹底などが義務付けられます。同事業については、2020年12月18日現在で、全国1,434件の申請に対し532件の事業が採択されています。

 このように、Go To商店街事業を通して商店街が感染症対策を取りながら、地元の良さの発信や、地域社会の価値を見直すきっかけとなる取組みを行い、地域に活気を取戻していくことが期待されているのです。(つづく)

(記事提供者:(株)日本ビジネスプラン)

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